自分の知らない情報が一気に入ってくると、不安感に呑まれることがある。
これが不安という感情なのかどうなのか、それに似た別の何かなのかすら分からない。
突然表れてはいつの間にかいなくなってしまう。
小さい頃からずーっとこの感情の正体を見つけることが出来ないままでいる。
不安と言うのも淋しいと言うのもなんだかしっくりこないんだけど、
どちらかというと楽しいとかではない何かであることは気が付いた。
どんなに心の許した人と一緒にいても、
母親と居るときでさえそんな気持ちが沸き起こる。
むしろ誰かと一緒にいる時の方が沸き起こる。
楽しい事をしているはずなのに沸き起こる。
新しいということが私をこんな気持ちにさせるのかと思ったけど、
そういう訳でもなさそうだ。
ご飯を食べたらいなくなったから、「お腹空いた」かな?と思ったけど、
そういう訳でもなさそうだ。
自分が異質であることを痛感するような、、
自分が立ち止まっている間も世界はまわっているということを
改めて痛感させられる気分だ。
「いっそ、地球も時間も止まってしまえばいいのに…」
そんなことを呟いている間ですら地球はまわるし時間は流れていく。
今日はそんな感情に久しぶりに出会った。
この気まぐれな感情は病気のせいなのか、なんなのか。
私は死ぬまでにこの感情に名前をつけてあげられるのだろうか?